起業家思考研修の構築
優れた起業家に共通する思考方法をまとめた「エフェクチュエーション」を誰もが体験できるワークショップを実施。起業家思考は、「自分でビジネスを立ち上げるような特別な人のためのものではなく、答えのない世の中でやりたいことを形にしたい全ての人に持って欲しい」という思いで、準備をした。具体的には起業家思考を組織内に浸透させるワークショップと具体的な課題解決に取り組む2つのパートで実施した。
製作者プロフィール
大学:滋賀大学、DePauw University

Outcome
【Hackweekダイジェスト】
さらなる創造活動と起業家思考の実践
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開始時の状況
このプロジェクトを進めたメンバーは、当初このような状況で始めました
進み方がわからず
苦戦する1ヶ月


指示の通りにとりあえず動いていた

間違った方向に進んでいるかの判断すらつかない
作成のプロセス
リンクをクリックすると、実際のアウトプットの資料を見ていただけます。どうぞご覧ください。
代表作を作る上で、ひとりひとりが街で提唱している実践プロセスを自分なりの形に落とし込んで実施しています。

1:社内アイディアソン検討
「異なるチームの間で新たなコラボレーションが生まれ、学生も組織も進化できるきっかけとなるアイディアソン」を目指して、あるべき姿の整理から始めました。(資料中「第一案」参照)また、あるべき姿を達成するためにはどんなコンテンツを使えばよいかを探るため、学生へのヒアリングも実施しました。(資料中「ヒアリング」参照)ヒアリングの結果を受け、起業家思考を養うことができれば、さらにメンバー間でのコラボレーションを生めるのではと思いました。(資料中「第二案」を作成)
2:起業家思考ワークショップを立案
コンテンツを具体的に作成するために、まずは起業家思考について詳しく調べてみました。(詳細は資料①から)その内容を、事前に起業家思考がそもそも何かについてインプットするワークショップと、実際に起業家思考を使うワークショップの2つに分けることにしました(詳細は資料②から)


3:実践型ワークショップを企画
インプットすべき内容はすでに調査されていたので、この段階で先に、後半の実践型ワークショップの設計を始めました(詳細は資料から)
起業家思考のそれぞれのスキルに対して、当日どうやったらカスタマーであるJISSEN-chiメンバーが身近に体験し会得できるかを表にまとめていきました。
4:事前ワークショップ実施
「起業家思考=意識が高い人向け」という一般的なイメージを拭えないとカスタマーに価値を届けられないと考え、その時話題だった映画など参加者に身近な例を使いながら親しみを感じられる資料でインプットワークショップを実施しました。


5:実践ワークショップ実施
当日初めて一緒に集まった参加者が短時間で、ホワイトボードツールを用いながらオンライン上でコラボレーションするというワークショップを実施しました。起業家思考をより身近に感じこれからJISSEN-chiの活動で使っていきたいという声が多く、多数の参加者から好評を得ました。
6:実践ワークショップの振り返り
事前インプットワークショップと実践ワークショップを経て、全体の振り返りを行いました。高い評価は受けたものの、実際にワークショップをやってみて気付いた改善箇所もありました。それらを踏まえてネクストアクションとしてまとめました。


7:ワークショップ全体改善
振り返りでまとめたネクストアクションをもとに、新たに実践ワークショップの資料を作り直しました。新たな資料では、カスタマーである参加者が短時間でより起業家思考への理解を深められるように、要点をまとめたクイズや、身近な例を使ってバージョンアップさせました。
8:運営方法の型化
最後に、私たち以外のメンバーが運営することになっても同じ失敗を繰り返さなくてすむように、企画書作成から施策改善までの一連を経て見えた最適な運営方法を、スプレッドシートにまとめました。


1. インプットとアウトプットの重要性
ワークショップの企画〜運営という仕事を通して、人に価値を届けることに初めて本気で向き合った結果、どちらもバランスよく行うことが重要と気づいた。
2. 責任を果たすことの意味を実感
だが、自分たちのWillを明確に宣言し、そのWillにそった活動を本気でやったことで、ただ言われたことをやるだけでなく、誰に届けるかを意識した上で自分ができることをやりきることが責任を果たすことだと学んだ。
3. チームとどう向き合うか
チームメンバーと共同することでよりOutcomeが出せることを身をもって実感した。
